
ブログ
BLOG
2025/11/18
気づけばもう11月。外壁が“今年いちばん”傷んでいるかもしれない理由 🍁
塗装について

十一月。
空気は乾いてきて、朝晩はひんやり。
私たちが「肌が乾燥してきたな」と感じるように、
実は外壁もこの時期に最も変化が現れます。
外壁の劣化は夏に進むイメージがありますが、
職人からすると「実は十一月こそ外壁の傷みが表に出る季節」。
その理由を、やさしく丁寧に解説します。
十一月は外壁に“変化が出る季節”だった理由とは? 🔎
外壁は一年中、次のような負担を受け続けています。
1 春の花粉と黄砂
2 夏の強烈な紫外線と台風
3 秋の温度差
4 冬の乾燥と冷気
これらが積み重なり、
ダメージが最も目に見える形で現れるのが十一月です。
乾燥により外壁が縮み、
冷え込みで塗膜が硬くなるため、
細かなひびや変色が一気に表に出てきます。
特に
・急な温度差
・乾燥
・夏の紫外線の蓄積
この三つが重なることで、外壁の“弱い部分”が浮かび上がるのです。
夏の紫外線ダメージが十一月に一気に見える理由 ☀️→🍂
夏の紫外線は外壁塗膜をゆっくりと分解し続けます。
色あせ、艶落ち、粉がつくチョーキング現象などがその代表。
そして、秋の乾燥が始まる十月〜十一月になると……
● 粉が吹いたように見える
● 数ヶ月前より色がくすんで見える
● 手で触ると白いパウダーがつく
こうした症状が急に目立ちやすくなります。
これは紫外線ダメージが乾燥によって表面化した状態です。
外壁を守る「塗膜のバリア」が弱っている証拠であり、
放置すると外壁材が水を吸いやすくなります。
気温差がひび割れを大きくする理由 🌡️📉
十一月は一日の温度差が大きく、
昼は十九〜二十二度
夜は一桁台
という日が多くなります。
外壁は温度によって膨張・収縮を繰り返し、
これがひび割れの原因になります。
特に次の部分はひびが出やすい場所。
1 窓の四隅
2 外壁ボードのつなぎ目
3 南側の日当たりの強い面
4 目地(コーキング)まわり
強い日差しで膨張し、夜の冷え込みで収縮することで、
ちいさなひびが広がりやすい状態になります。
コーキングの劣化は十一月〜冬が“本番” 🧱
外壁の目地を守るコーキングは、
ゴム状で柔らかさが命の素材。
しかし十一月から一気に乾燥が進むと、
コーキングが硬くなり、次のような症状が出てきます。
● 表面がひび割れる
● 亀裂が深くなる
● 指で押すと弾力がない
● 隙間が空いてくる
ここに雨水が入り込むと、
冬の冷え込みで内部が凍結して膨張し、
さらに割れていく悪循環に。
この時期の点検は、
コーキングにとって特に重要です。
十一月は外壁チェックのベストシーズン 📅🔍
この時期は外壁の劣化が見えやすく、
また塗装の時期としても良条件が揃っています。
秋は
乾燥
適度な気温
安定した天候
の三拍子が揃うため、塗料が最もきれいに仕上がる季節。
チェックすべきポイントはこちら。
1 色あせ
2 チョーキング(白い粉)
3 細いひび
4 黒ずみ、コケ
5 コーキングの硬化
一つでも当てはまれば、
外壁の“今年の疲れ”が出ている可能性があります。
この時期に選ばれている塗料とは? 🎨
十一月は来年に向けて
「どうせなら長持ちする塗料で」
という相談が増える季節。
選ばれる塗料の傾向はこちら。
● シリコン塗料
標準的でコスパが良い。
● フッ素塗料
紫外線に強く、ツヤが長持ち。浜松では人気。
● 無機ハイブリッド塗料
最上級グレード。ひび割れに強く、耐候性も抜群。
乾燥や紫外線のダメージを長期間ブロック。
外壁の状態や環境(日当たり・風向き)で最適な塗料が変わるため、
無料診断で見極めるのが一番です。
まとめ 十一月は外壁の“本音”が表に出る季節 🍂
十一月は外壁が一年でいちばん傷んで見える季節。
夏の紫外線、秋の温度差、乾燥、その積み重ねが
この時期にくっきり姿を現します。
次の症状は要チェック。
色あせ
粉がつく
細いひび
コーキングの割れ
黒ずみ
これらは「そろそろメンテナンスしてね」という外壁からのサインです。
アペックスでは、
外壁診断を無料で行っており、
劣化具合に合わせた塗料の提案も可能です。
今年一年頑張った外壁に、
少しだけ目を向けてみませんか。
来年の美しさと、家の長寿命につながります。
