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2025/12/10
青森地震で注目、建物を守る塗装メンテナンスの力
塗装について

2025年12月8日、青森県東方沖で発生したマグニニチュード7.6の地震。
八戸市では震度6強、五戸町では住宅倒壊も確認され、日本中が建物の安全性を改めて考える出来事となりました。
「築年数が経った家は大丈夫だろうか」
「うちは耐震補強をしていないけど問題ないのか」
そんな不安を抱える方が増える中、実は今、塗装メンテナンスに注目が集まっています。
🌧 塗装は建物を守る“防水バリア”
塗装というと、色を変えたり見た目を整えるためのもの、という印象が強いかもしれません。
しかし本来の役割は、建物を守るための“防水バリア”です。
外壁塗装には
・雨水の侵入を防ぐ
・紫外線による劣化を防ぐ
・建材の寿命を延ばす
といった働きがあります。
これらが正常に機能していることで、建物は本来の耐震性能を発揮できる状態を保つことができます。
🔍 放置された劣化が“耐震低下”につながる
特に注意したいのが、外壁の小さな劣化です。
ヘアクラックと呼ばれる細いひび割れ
シーリングの切れ
外壁の浮き
塗膜の剥がれ
これらを放置すると雨水が内部に侵入し、木部や鉄部を腐食させてしまいます。
柱や梁が弱れば、地震時の揺れに耐えられず、倒壊リスクが高まります。
「たかが劣化」ではなく、「構造を弱らせる入り口」になってしまうのです。
🏠 塗装仕上げは建物を“軽くできる”耐震的メリットも
外壁材にタイルや石材を使うと重くなり、地震時の揺れが大きくなりがちです。
それに対して、塗装仕上げはとても軽量です。
屋根でも同じです。
重い瓦よりも、軽量な金属屋根+適切な塗装の組み合わせは、耐震性を向上させる有効な手段となります。
建物の重さを減らすことは、耐震の基本。
塗装はその一助にもなります。
🧪 “塗るだけで耐震補強”を目指す研究も進む
近年では、塗料そのものに耐震補強技術を持たせる研究も進んでいます。
東京大学と企業の共同研究では、
グラスファイバーを混ぜた高強度樹脂塗料を外壁に塗ることで、
揺れに対する変形性能が飛躍的に向上したという結果も発表されています。
特にブロック塀や組積造の補強など、従来難しかった部分への応用が期待されています。
「塗るだけで補強」という未来も、現実に近づいています。
📝 塗装は耐震性を“直接上げる”わけではないが…
誤解されがちですが、塗装が建物の耐震性能を直接高めるわけではありません。
しかし
・構造材を腐食から守る
・外壁の防水性を回復させる
・劣化を早期発見できる
といった効果が、建物の耐震性能を長期間維持することにつながります。
築10年以上の住宅では、
外壁・屋根の健康状態をチェックすることが特に重要です。
🛠 アペックスの外装メンテナンスサポート
アペックスでは、定期点検から塗料選び、施工までワンストップでサポートしています。
選べる塗料は、
・耐候性とコストバランスのよいシリコン塗料
・長持ちしやすく当店一番人気のフッ素塗料
・環境負荷が低く耐久力も高い無機塗料
など多彩。
お客様の建物・ご予算・将来計画に合わせ、最適なメンテナンス方法をご提案します。
🔒 地震に備える第一歩は“点検”から
青森地震が示したのは、
「備えは見えないところから始まっている」ということでした。
外壁のひび割れ、コーキングの劣化、屋根の浮き…
小さなサインを見逃さず、早めに対策することで、
家は驚くほど長持ちし、安全性も高まります。
塗装は見た目を整える作業ではなく、
“建物を守るための備え”です。
安心・安全な暮らしを守るために、
ぜひ一度、建物の状態を見直してみてください。
